2013年06月28日

7月5日刊『成功する海外ボランティア21のケース』見本できました☆

というわけで新刊です。

自分と世界がハッピーになる!  成功する海外ボランティア21のケース (BOOKS) [単行本(ソフトカバー)] / 地球の歩き方編集室 (著); ダイヤモンド社 (刊)

「成功する海外ボランティア21のケース」(ダイヤモンド・ビッグ社)
1400円+税

配本は7月5日、本日見本誌が届きましたー。
自分が手がけたなかではかなりマジメな(?)1冊。いやほかのも大マジメですが。

ご存じの方も多いと思いますが、『地球の歩き方』は海外ボランティアツアーに
10年あまり取り組んでいます。
世界各地のボランティアに参加した人数はのべ2万人以上になるそうです。
観光もできて気軽に参加できるボランティアツアー、
という形には当初様々な意見も聞こえてきましたが、
ボランティアそのものがあまり浸透していなかった日本、特に若い人に対して
10年かけてぐぐっとハードルを下げた、という功績は大きいと思っています。
このノウハウが、東日本大震災後に国内ボランティアツアーとして役だったのも
残念な偶然ですがよいことでした。

以前から色々な形で関わらせていただいてたので
編集部より書籍制作のお話をいただいたときはうれしかったです。
(ゴールデンウィーク…どこも行かないで…ずっと原稿書いてたけど…)

本書はそんな10年間の蓄積をベースに、
各国のケーススタディを豊富な写真と体験談で紹介しています。
ボランティアツアーの紹介というよりも、
「海外ボランティア」ってナニ、という全貌をお伝えしたかったので
ツアーだけでない、いろいろな形での海外ボランティアのあり方を
ページが許す限り紹介しています。

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また関連の団体に加えて、昔からの仕事仲間の長谷川まり子さんが
ネパールの人身売買や女性問題について取り組む『ラリグラス・ジャパン』
震災後の取材で知り合った、
仙台の沿岸地域の畑や農業の復興に取り組む『ReRoots(リルーツ)』などにも登場願ってます。

そして近頃関心が高い「国際貢献の仕事」についても
その選択肢や就職活動のノウハウ、先輩達の声をご紹介してます。
これは私も知らないこと多かったな−。

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国連ボランティアとか、難しそうだけどちょっと興味あります。

ちょこっと人生考えたい、という大学生および社会人の皆さん、
ぜひ手にとってみてください。
あ、単純に「旅に出たい」という方は
18才から23才までのひとり旅入門 [単行本(ソフトカバー)] / ひとり旅ABC倶楽部 (編...(ジャパンタイムズ)という良書もございます☆

たくさんの人が旅に出て、そしていろんな世界を知る機会が増えますように。

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posted by 山田静 at 12:21| Comment(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月24日

インドの子どもたちのキュートさ全開、映画『スタンリーのお弁当箱』

カワイイ映画を観ました。

「スタンリーのお弁当箱」
http://stanley-cinema.com/

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近頃インド映画の大作が日本にも次々とやってきて嬉しいんですが、
この映画は歌って踊ってきらきらしてる大作たちとはちょっと違います。
低予算で脚本もなく、主役はふつうの子どもたちとお弁当。
でもその普通でリアルな感じがウケてスマッシュヒット、
世界各地でも公開されることになったそう。

主人公のスタンリーは元気で頭のいい男の子。
ただ家の事情でお弁当が用意できなくて、水を飲んで空腹をしのいだりしています。
ときどき顔にあざを作っていたりして、どうやら複雑な事情もありそう。
見かねた同級生たちが自分のお弁当を分けてあげるんですが、
これが気に入らない先生は彼のことをいじめて、
スタンリーは学校に来なくなってしまいました。
スタンリーのことが大好きな仲間たちは力になろうと一生懸命彼を捜して、そして、、、

と、ちょっと童話っぽい話ではありますが、
描いているのは今のインドの教育、そして貧困問題。
授業風景は珍しく(指を一本挙げて「はーい」ってやるのがカワイイ)、
何よりみんなが食べるお弁当が美味しそうです…!
キッチンの風景も出てきて、包丁にニンニクを押しつけて切るとか
インド独特の調理風景も興味深いですよ。
こういう場面↓がいっぱい出てくる。

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そして何より、インドの子どもたちがカワイイことカワイイこと。
スタンリーを演じた表情豊かなバルソー君。監督の息子さんだそう(ほんとに低予算w)。

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社会事情が分からないとちょっと分かりにくいところもありますが、
「インドの授業ってこうなってるんだ」と勉強になったりします。
インドに興味がある人や貧困問題に関心があるひとに特におすすめ。
『きっと、うまくいく』の3人組のちびっこ時代、みたいな感じですよ。
『きっと、うまくいく』でもそうでしたが、中途半端にハッピーエンドにせずに
自分なりの解決方法を本人に見つけさせているところがいいな、と思いました。

6月29日からシネスイッチ銀座、梅田ガーデンシネマなど全国で公開です。
お時間あえばぜひ。
posted by 山田静 at 00:04| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月14日

観光庁の勉強会で、本のお話。

観光庁・観光産業課の勉強会にお邪魔してきました。
ワタクシに与えられたお題は「観光庁ならこれを読め!おすすめの旅の本」。

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…って、なんともおこがましいですが、
私は旅行業界紙『週刊トラベルジャーナル』にて10年くらい
業界向けの本や映画などのレビューを担当しており、その関係です。
(最初は1カ月に1度くらいのペースだったのが、3週に1度、2週に1度と増えていき
気付けば毎週の連載になっております…ほかにもレビューの連載ありまして
けっこうな勢いで本読んでます…読書は趣味ですがいささか…ぜいぜい)

1時間少々で31冊の本と5本の映画を機関銃のように紹介してまいりました。
ああ楽しかった(私が)。
雨のなかキャリーバッグを転がしながら本を運びまして、
その写真載せようと思ったら猫監査が入りました↓

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担当者のご了承をいただいたので、リストを添付します。

■観光の歴史、観光学を知る
『知るを楽しむ 歴史に好奇心-お伊勢詣り ニッポン観光事始め』(日本放送出版協会)
『観光経験の人類学 -みやげものとガイドの「ものがたり」をめぐって』(世界思想社/橋本和也著)
『江戸・東京を造った人々 1都市のプランナーたち/2文化のクリエーターたち』(ちくま学芸文庫/東京人編集室)
『『日本ばちかん巡り』(ちくま文庫/山口文憲著)(または『宗教とツーリズム』)
「地球の歩き方」の歩き方』(新潮社/山口さやか・山口誠著)
『世界の珍国、奇妙な地域へ! 国マニア』(ちくま文庫/吉田一郎著)
『世界鉄道史 血と鉄と金の世界変革』(河出書房新社/クリスティアン・ウォルマー著)
『世界を旅した女性たち』(八坂書房/D.ミドルトン著)

■旅行・観光の光と影を知る
『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(ヤマケイ文庫/羽田治・飯田肇・金田正樹・山本正嘉著)
『アマン伝説-創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命』(文藝春秋/山口由美著)
『genron etc.ゲンロンエトセトラ #5 観光から考える』(ゲンロン)
『日本を捨てた男たちーフィリピンに生きる「困窮邦人」』(集英社/水谷竹秀著)
『希望難民ご一行様-ピースボートと「承認の共同体」幻想』(光文社新書/古市憲寿著)
『ヤノマミ』(NHK出版/国分拓著)
『台湾海峡一九四九』(白水社/龍應台著)(関連して6月末公開映画『台湾アイデンティティ』)

■いろいろな旅の形、若者の旅、外人の目線を知る
『たびぃじょ』『snufkin』(学生団体制作のフリーペーパー)
『女ひとり旅読本』(双葉社/ひとり旅活性化委員会著)
『野宿入門』(草思社/かとうちあき著)
『世界一周航空券Perfect book -夢をかなえる驚異のチケット』(朝日新聞出版/世界一周堂著)
『自分の仕事をつくる旅-グローバル時代を生き抜く「テーマのある旅」のススメ』(ディスカバー21/成瀬勇樹著)
『「ニッポン社会」入門-英国人記者の抱腹レポート』(生活人新書/コリン・ジョイス著)

■旅と観光の名作小説
『銀河鉄道の夜』(新潮文庫/宮沢賢治著)
『パイド・パイパー -自由への越境』(創元推理文庫/ネヴィル・シュート著)
『観光』(早川文庫/ラッタウット・ラープチャルーンサップ著)

■古今の面白ノンフィクション
『謎の独立国家ソマリランド -そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』(本の雑誌社・高野秀行著)
『だいたい四国八十八カ所』(本の雑誌社/宮田珠己著)
『世界屠畜紀行』(角川文庫/内澤旬子著)
『ゴースト・トレインは東の星へ』(白水社/ポール・セロー著)
『外遊日記』(ちくま文庫/三島由紀夫著)
『第一阿房列車』(新潮文庫/内田百闥)
『イザベラ・バードの日本紀行』上・下(講談社学術文庫/イザベラ・バード著)
★他色々…★『深夜特急』(沢木耕太郎)『恐るべき空白』(アラン・ムーアヘッド)『青春を山に賭けて』(植村直己)『ボクの音楽武者修行』(小澤征爾)『忘れられた日本人』(岩波文庫/宮本常一著)

■映画ならこれ! 
*は上映中です。
『セデック・バレ』(台湾)*
『きっと、うまくいく』(インド)*
『シリアの花嫁』(イスラエル/フランス/ドイツ)
『最高の人生の見つけ方』(アメリカ)
『マイレージ、マイライフ』(アメリカ)
『アイガー北壁』(ドイツ)

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観光庁の方、あるいは観光業に関わる人が読むと面白いだろうな、
得るものがあるだろうな、考えさせられるだろうな、という視点で選んだものなので、
上のリストの本=私が好きな本、ということではないです。
でも下の3項目、「小説」「ノンフィクション」「映画」は
完全に個人的趣味。ふふふ。
ちゃっかりオノレの『女ひとり旅読本』もまぜております。ふふふ。
(選んだ理由はそれぞれ細かくあるのですが、全部言ってるとキリがないので
省略ですー。これがなんで入ってるんだ、と興味ある方はえーと、お聞き下さい☆)

みなさん部外者の私の話でも興味深げに聞いてくださり、感謝感謝です。
ちなみにおみやげでいただいたのは決議されたばかりの「観光白書」でありました。
posted by 山田静 at 00:25| Comment(2) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする