2014年08月18日

台湾お礼参りと『セデック・バレ』の霧社へ。 その2「マヘポ社」(廬山温泉)

さて引き続き台湾ルポ。
埔里に1泊して、翌日は朝8時のバスでマヘポ社へ向かいました。
昨日からマヘポ社とか言ってますが、バスは「廬山温泉」行き。

そしてそもそもマヘポ社ってなんだよ、って話ですが、
『セデック・バレ』で日本人に反乱を起こしたセデック族の首長、
モーナ・ルダオの本拠地です。

<ちょっとおさらい>
日本は1895年から1945年まで台湾を統治しました。
ですが台湾の中でも民族構成は複雑で、平地は割とさっさと占領したものの、
古くから台湾に暮らしていた原住民族たちが
支配していた山岳地帯は攻略に大苦心しました。
なんだかんだで占領して、統治も長くなり平和になったと思いきや、
1930年に日本の開いた街のひとつ・霧社で
原住民セデック族の武装蜂起が起こり、大惨事となります。
映画公式サイトに分かりやすく事件のことが書いてあります。
↓映画はこの事件をもとに、占領時の戦いと蜂起の様子が描かれています。

mona.jpg

写真真ん中のおじさん、モーナ・ルダオが首領だった部落がマヘポ社。
武装蜂起したあと、戦いに加わった人々は周辺の山に潜伏し
ゲリラ戦を繰り広げました。
今はそんな呼び名もほぼ使われておらず、
温泉観光地「廬山温泉」として知られています。

IMG_3151.jpg

埔里からバスで1時間20分くらい、「廬山温泉」下車。
本数は多くないです。1時間に1本くらい。125元。
下車するとこんなボードや地図が。

kanbanIMG_1591.jpg

mapIMG_1521.jpg

映画の大ヒット以来、大事なスポットには案内ボードができたとか。

tsuribashiIMG_1588.jpg

バス停から吊り橋を抜けていくと、温泉街に入ります。

nekoIMG_3078.jpg

猫もいる。
温泉はあとまわしにして、地図にあった「古戦場遊歩道」なるルートを。

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一本道なのでそんなに迷わないんですが、

zouIMG_3144.jpg

わっ。
突然出てくるセデック族の像。道標のつもりらしいんですが、怖いよ…
1時間ほど歩くと、あ、このへんだ。

mahepoIMG_1533.jpg

マヘポ社です。イラストが描かれたお茶屋などがあるのですぐ分かる。
おおお、いかにも。

rokechiIMG_1568.jpg

rokechiIMG_1567.jpg

おおお。
セットみたい(実際のロケ地は別のとこです)。
ずんずん歩いてくと、

kawaIMG_1538.jpg

おおお。

kawaraIMG_3102.jpg

おおお……
…ここで…首が…すぱすぱと…狩られて!
(…しつこい…映画観てない方すいません(笑)
こういうとこで戦いと首狩りが行われたのだと感動中です←セデックは首狩りの風習が。)

と、ここまですたすた歩いてきたものの、実はいまいち標識とか明確でなく、
だいたいこのへん?と思いながら、
そのへんにいる人たち(セデック族が多いそう)に聞いたりして前進たまに後退。
とりあえず目標にしていた「古戦場」は、

kosenjoIMG_1544.jpg

草ぼーぼーでした。
「あっちにも古戦場があるよ」と指さされた方に歩いて行った私が
5分後に立っていた場所はここ。

mayottaIMG_1541.jpg

…藪こぎをしながら戻ります。

でも、さすがにモーナ・ルダオのお墓は立派。

hakaIMG_3136.jpg

手をあわせたあと、地図にあった「モーナ・ルダオの像」を探しました。
古戦場の近くにあるはずが、ないない、ない…と思って見かけた人に聞くと、
「あれだよ」

zouIMG_1549.jpg

!!
畑を踏み越え、草をかき分けながら近寄ってみると、

zouIMG_1553.jpg

交通安全のお人形かと思ったら…!
映画が台湾で大ヒットしたのは2011年で、ブームにのって造ったのだと思われ。
その後、畑の真ん中でそびえるままにしたのだと思われ。
モーナ…(涙

と、そんなこんなで全部で4キロくらいの「古戦場遊歩道」を
汗だくで行ったりきたりしながら満喫いたしました。
最後にマヘポの集落を振り返ると、

inuIMG_3107.jpg

犬たちがお見送り。おお、モーナの犬の子孫たち…
(ほんとすいません、浸ってるだけなので読み飛ばしてくださいw)

温泉街に戻ると、乗ろうと思ってた戻りのバスの時間が近い。
お湯につかってる時間もなさそうなので、とりあえず「源泉」だけ観に行くことに。
今日は台風のあとだし営業してないかも、と言われながら急ぎ足で向かうと、

gensenIMG_3156.jpg

廃墟…?
実は廬山温泉、数年前の水害で大きな被害を受けていて、
今、営業している温泉宿も少なくなっているそう。
特に源泉のあたりは奥まっているので、この日は台風の影響でクローズ。
(にしてもこの廃墟感…!)
先ほどの吊り橋周辺にある、温泉街の中心部は
聞いていたより営業しているところが多くて、
観光客もけっこう来ていました。ちょっと入ってみたかったな。
マヘポのとこで個人経営の足湯だけ浸かってきました。

というわけで、マヘポ社探訪でした。
9時30分ごろから13時までの滞在で、だいたいぐるっと古戦場は回れました。
このあと霧社に立ち寄るつもりだったので少し急ぎましたが、
1日いたら、ここでお風呂入りたい。ただ食事はひとりだと困りそう。
オニギリやパンなど持参がおすすめ。あ、温泉は水着着用が多いですって。

そうそう、このあたり、自然も豊か。
蝶がたくさん飛んでました。

chouIMG_3161.jpg

帰りのバスでは、映画にも出てきた「人止の関」も車窓から見物。
(表示が出てます)
セデック族が最初の戦いで、山から攻撃して日本軍を阻んだとこです。
映画の場面↓
hitodome.jpg

ほんとに垂直の壁で、よくこんなとこで戦ったなと感心。

ってことで今日はここまで。
明日は霧社について。
posted by 山田静 at 20:24| Comment(0) | 旅のメモ(台湾) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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