2013年07月16日

ラダック旅その2 お寺と仏像ざんまいで幸せ(シェイ、ティクセ)

今回と次回はチベット仏教寺院巡り。
まず、レーの街から30分くらいで行けるシェイとティクセ僧院です。

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再びこういう道を車で越えて(どこに行っても道がかっこいい…!)

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ふもとからえいしょえいしょと歩いて
(ラダックの僧院はたいてい砦も兼ねていて丘の上にあります、軽く死にそうになります)、

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真言が刻まれた石など眺めながら

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ぜいぜいと登りついたのはシェイ王宮/僧院。

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僧院の上には廃墟となっている砦も。
ここまで行ってみようとしましたが、岩が崩れてくるので危なくて断念。

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王宮はすでに使われていませんが、僧院の本堂は今も大切にされています。

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ご本尊はお釈迦さま(シャキ・トゥパ)。うぉ、となるほど大きい。
お堂が2階ぶんぶち抜きになっていて、拝観は2階から。
この周囲に描かれた仏画はどれも素晴らしいものです。

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純粋なチベット仏教の図柄というより、少し中国風のテイストも入っているような。

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70センチくらいかな、小ぶりな護法尊もみごとです。

僧院の下には磨崖仏好きとしては見逃せない、
五体の金剛仏像が刻まれています。

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ありがたや(観てる人誰もいなかったけど)。

お次はラダック地域の中でも最大級の僧院、ティクセです。

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みっしりと建つのは主に僧坊。数多くのお坊さんたちがここで修行しています。
上方の本堂や周囲のお堂を拝観することができます。

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かっこいい。(しつこい)

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一日に数回、読経の時間があって、タイミングがあえば見学もできます。

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香炉で香りをたてる少年。

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チベットホルン。

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正座して拝観してたら「日本人か、写真を撮れ」と命じてきたお坊様。
(けっこうみんなよそ見が激しいんですよw 
いえ、だからといって邪魔してはいけません)
あちこち行って思いますが、
日本人はチベット仏教寺院でわりと好意的に受け入れていただけます。
たぶんお寺の拝観に慣れてて、静かにするとか帽子を脱ぐとか
自然に敬意を持ってふるまえるのも大きいように思います。

本堂の奥には輝くチベット仏教のスーパーお坊さんパドマサンバヴァ。

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…はー、かっこいい。このラスボス感…。
虎に載ってブータンに飛来してチベット仏教を伝えたと言われる高僧です。
(私、そもそもチベット仏教マニアなんです)

その奥には。

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怖い。悪いことするとこうなるよ、という図でもありますが
チベット医学に関わる、解剖図のようなものもあります。

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本堂の入り口にある六道輪廻図も立派。
チベット仏教はこの輪から解脱することを目指してます。

そしてティクセ僧院で必見なのは、本堂の奥にある護法堂。

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この日は、いつもは力が強くて顔を覆われているという
護法尊が、お祈りの日だとかで顔出しておられました。

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踏まれている邪鬼。独特の顔。

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ただ周囲の像は、覆われたまま。
ちょっとかわいい感じなのはなんでしょう。
ここの壁画も必見です。曼荼羅図もありますが、これが気になって。

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古い壁画だというのですがなんの図か分からず、、、
(その場にいたお坊さんも英語でうまく説明できないということで断念)

隣にはそのなんだか分からない壁画になるはずの下絵が。

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修行でこういうのも習うんだそうです。
ちょっと楽しそう。

なんだかんだで2時間くらいぐるぐると中を散策してました。
あちこちで小坊主さんたちにも会います。
声かけてOKでたら写真撮らせていただけます。(基本的には遠慮します)

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手招きされて入ったらご飯の支度してました。おかゆみたいなの作ってた。

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地下の博物館には教典や昔の仏具の展示なども。

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はー、満足。
レーから近いこともあって僧院内は整備されていて、
中には食堂もあるので(メニューは普通のインドカレーとかチベットうどんとかですw)
のんびり半日すごせます。トイレも珍しくきれい。

ティクセはゆっくり時間とって行くのがおすすめ。

★★おまけ情報[お寺巡りのタクシー]★★
○ローカルバスもありますが、今回はタクシーをチャーター。
レー周辺ではタクシーの価格が決まっていて、
タクシースタンドでも旅行会社でも、いろんなお寺の組み合わせで料金表を持っています。
そこからのディスカウント交渉となり、割とてきとう。
私はパンゴン湖もお願いしたEXPLORE HIMALAYAについでに依頼。
ティクセ/シェイ/ストック僧院(明日登場します)がセットで
1台あたり定価1260ルピーを1000ルピーにしてくれました。
ちなみに1ルピー=1.7円。これで5時間くらいタクシー乗れるって素敵。

と、いうことで、明日はもう一度お寺と仏像。
ラダック一の美女の壁画が見学できる、アルチ僧院に行きました。
posted by 山田静 at 22:25| Comment(0) | 旅のメモ(インド) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

ラダック旅その1「きっと、うまくいく」、あの湖へ

もともとは南イングランドに行こうと思ってたんですが
別件と重なり時間がなくなりましてですね、でもどっか行きたくてですね、
インド映画「きっと、うまくいく」観て「はっ」と思い、
7月上旬、バンコク発着のチケット買って行ってきましたよ。

ラダック。

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まずはその「はっ」となった湖、パンゴン・ツォへの道。

ラダックの中心都市レー(街についてはまた後日)から154km、
車で片道5時間。ほんとは泊まりがけがいいですが、
今回は時間の都合で日帰りにて行きました。

朝6時30分に、他の旅人をシェアしたタクシーで出発です。
154kmになんでそんなに時間がかかるかというと、

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チェックポストも多いし
(写真は30分くらい進んだところの街。犬は大丈夫です、生きてます)

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ここで軍隊がお土産物屋出してて、旅行者に大人気。
「pangon」の文字と写真がプリントされたマグカップとか
帽子とか。車をシェアしたインド人のおじさんはお皿を買ってましたw

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で、ここから高度をぐんぐん上げます。

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上げます。

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空気が……と思ったころに

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午前11時、標高5360mのチャン・ラ(峠)に到着。
レーが3500mくらいなので、一気に2000mくらい上がります。そりゃきついわ。
お茶屋もトイレもお寺もあるサービスエリア的なところでひと休みして再び出発。
ちなみにトイレはここ以外は野外です。
チェックポストに簡易トイレもあるけどむしろ入らないほうがサワヤカに過ごせます。

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峠で働くロバ。なんとなく哀しげですがロバはたいてい哀しげなので
空気が薄いからではないと思われます。
そしてここから一気に下ります。

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川を越えて

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チェックポストを超えて

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「カシミア!」とドライバーさんが言うので見たらヤギたちがいっぱい。
カシミアの素。

そしてだんだん見えてきました!

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ちょうどお昼12時、パンゴン・ツォ(湖)に到着。
標高4200mあまりです。

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青くてきれいで静かで、うっかり成仏したかと思うような世界です。
月世界のような風景が広がるラダックに、こんなとこがあるんだというのに感動。

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映画「きっと、うまくいく」ではラストの印象的なシーンに登場しました。
ここに来たのは私も初めて。
この日はちょっと曇っていましたが、青天だと空の青さを反射して
真っ青になるんだそうです。でも充分きれい。

映画の影響もあって最近はインド人にも人気だそうで、
「フェイスブックの写真撮ろうぜ!」とカップルがはしゃいでおりました。

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日帰りだとビュースポットに車をとめて、遊んだり休憩したりして
しばしすごします。
ああのんびりできるわあー、、、と思ってたら
「さあ帰るよ!帰るよ!」とドライバーさんにせっつかれて
再び車へ。あの道を戻るんですからそりゃ気もそぞろです。

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たまに道が川。

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道中、高山植物もきれいでしたー。

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レーに戻ったのはこの日の7時ごろ。
ドライバーのナムギャル青年。お疲れさまでした!

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★★おまけ情報【湖へのいきかた】★★
○交通手段
ほかの旅行者とシェアして車をチャーターするのが一般的。
私はレーにあるたくさんの旅行会社をテキトウに回って探し、
EXPLORE HIMALAYASに依頼。
希望する出発日をつたえて、シェアする相手を探してもらうやり方です。
あとで気がつきましたが、「ラダックザンスカールトラベルガイド」にも掲載されてる老舗の旅行会社で、
著者の山本さんのこともよくご存知でした。
なんか皆さんいい人たちでした。杏やらお菓子やらむやみにふるまわれました。

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車は日帰りで1台7000ルピー〜、これを人数で頭割り。どの会社でも大差ありません。
○インナーラインパーミット(ILP)
特別地域なのでパーミットが必要。
旅行会社に依頼すれば即日取得できますが、2人以上いないと申請できないため、
ひとり旅の場合、他の旅行者と混ぜて申請する必要があります。
なので出発前日でなく、早めに頼むほうがいいです。
旅行会社に料金500ルピー、パスポート(本体)を預けます。
預けてる間に必要になるかもしれないので、パスポートコピーは携帯のこと。
○高山病その他
5300mのところまで登るのでけっこうきついです。
ラダック到着翌日でなく、数日後、高度順応してからがおすすめ。
食事はパンゴン湖でとれますが、高山病予防のための水は必ず持参を。
また、4000m超えると寒いので薄いウインドブレーカーくらいの上着は必携。

とまあ、高度順応やシェア相手を探す時間、ILPの手配などもろもろ考えて
パンゴン湖に行きたいという人は、行く日は最終日かその前日くらいにあてて、
到着直後にすぐ旅行会社に行ったほうがいいと思います。
山本さんにも事前にアドバイスいただいたとおり、
夏の旅行シーズンなら、個人旅行者も多いのでシェア相手はだいたい見つかりそう。
※ただ旅行会社の人に言われたのは、天候がひどくなると道が崩れていたりするので、
そのときには日帰りできないこともあると。なので、状況によっては、
帰国前日に日帰りで行く、というのは避けたほうがいいでしょう。普通は大丈夫です。

と、いうわけで初回はパンゴン湖のご報告。
明日からお寺のお話。




posted by 山田静 at 22:57| Comment(1) | 旅のメモ(インド) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする