2014年07月28日

『保存版 バックパッカーズ読本』発売されました

さて、発売されましたー☆

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保存版 バックパッカーズ読本 -
(双葉社・1728円)

98年に第一作が刊行されてから早15年以上。
今回も300ページ近い大作であります。
まさかこんなにずーーーーーっと続くとは作ってる本人たちも思っていなくて、
本が出せるということは需要もあるということで、
旅に出たい人たちもいるということで、うれしいなあ、です。

本書については、私は前々回から編集実務をお手伝いしています。
アンケートとかデータ部分の補強、その他編集作業全般(雑用ともいう)ですね。

今回の改訂では、旅の準備から出発、現場での心得などベーシックなことに加えて
「デジタル時代のバックパッカー」という項目を加えました。
そのほかの項目も全面改訂です。宿情報も最新のものを集めました。

メインの執筆は、前と変わらず旅行作家の下川裕治さん、長くバンコクで記者・ライターとして活躍してこられた室橋裕和さん
現場を知る人間ならではの説得力ある言葉に括目せよ、です。
とくにデジタルの項目は、「スマート」というよりも現場感覚にあふれています。

ほかにも、さまざまな方がコラムを寄稿くださいました。
廃墟探検部の稲葉渉さんの旅のこだわり、
バンコクのゲストハウス「EZ STAY BANGKOK」オーナー・川昭浩さんの宿を始めるまでのストーリー、
前回も登場した国マニアの前田正利さんは167か国まで訪問国が増えてて、
アルビルでの強制送還やナウルの旅のお話をしてくれました。
犯罪ジャーナリスト丸山ゴンザレスさんは旅と犯罪のお話、
相変わらず旅暮らしの森知子さんはメキシコでの出会いのトピック、
森きのこさんは海外ATMの落とし穴を寄せてくれました。
また、バラナシ在住の鈴木千晶さん、今も旅を続ける長坂沙知さん、
旅好きが高じて旅を仕事にした橋本直明さんも情報ありがとうございます。
アンケートに協力いただいたのは、
学生団体mof.、学生団体スナフキンジャパンバックパッカーズリンク運営管理者の向井通浩さん。

旅人の「今」の声を集めた、背中を押してくれる1冊になったと思っています。
本屋で見かけましたらぜひお手にとってみてくださいねー☆

「バックパッカー旅が人生を変えてくれるわけではない。
しかし、厳しい社会を生き抜いていくための、
心のもち方くらいは刻み込んでくれる」
(「はじめに」より抜粋・下川裕治)


posted by 山田静 at 01:47| Comment(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月18日

バックパッカーズ読本見本&日台旅行史のことメモ

見本きました!

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保存版 バックパッカーズ読本 -

週末には書店に並ぶと思いますので、
よろしくお願いいたします。
本の紹介は、また改めまして。

さて本日は、前ちょっと触れました、日台の旅行事情について
自分用にメモメモ。
トラベルジャーナルの渡航自由化50周年記事書いた話をしましたが、
そのときに目にとまったのが、70年代の台湾関連の記事。

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私恥ずかしながら知らなかったんですが、日本と台湾の航空路線って
1年4か月の間、ストップしてたことがあったんだそうです。
理由は日中国交回復。

1972年、田中角栄首相が中国を訪問して日中国交回復となり、
同時に日華条約が失効。
さっそくツアーを取りやめた会社もあったみたいです。

1974年4月20日、日中航空協定が調印。
この日をもって、台湾政府の通達で中華航空は日本路線を停止。
日本の航空機の台湾上空の通過も禁止します。
これを受けて、日航は台湾路線の運航休止と、
東南アジア路線などの飛行ルート変更をします。
もともと、日中航空協定に反対していた台湾としては、
そのまま見守るわけにはいかなかった、ってことです。

これが解かれたのは1975年7月9日。
8月9日、日本アジア航空が台湾に飛び立ちました。
日本アジア航空?
そうなんです、日航じゃなくて日本アジア航空。
このときに調印したのは「民間航空業務の維持に関する取り決め」で、
台湾側は中華航空の運行再開で問題なかったんですが、
日航は日中航空協定のしばりがあって復帰できない。
と同時に、「国際定期運航は原則として日航が一元管理する」という
国の方針があって、全日空とかは参入できなかったそう。
なので、日航はそのためにわざわざ100%出資の子会社、
日本アジア航空を立ち上げて台湾に飛ばした、という次第。

へええ。

ただしこの間、日台の交流がなかったかというとそうでもなくって、
ノースウエストとかほかの航空会社を使えば飛べましたし、
そんなに渡航者数も減らなかったとか。
トラベルジャーナル紙にも、
「礼を欠いた日本に対して、終始大人な態度だった台湾に感謝したい」
といった意味のことが書かれていて、
中国旅行ブームのいっぽうで、
業界間の交流も深く続いていたんだなというのがうかがえます。
たぶんあいまいだった日本側に、怒らずにいてくれた台湾に感謝。
もう40年も前の話ですけど。

ということで、なんでこんなことを急に書いてるかというと、
国立博物館の特別展「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」
の開催前のドタバタを見ていて思い出しまして。
台湾側の「どんな事情でも筋は通させる」という姿勢と、日本側の中の人たちの頑張りで
白菜が無事に展示されて、しかも大盛況でよかったなあと。

近頃大人気の台湾。
ananの台湾特集もかわいかったですな。
こういう平和な交流が、ずっと続けられますように。

ってことで実は私も来週から行ってきますですよ、台湾。
楽しみー☆

posted by 山田静 at 00:38| Comment(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月09日

最近のお仕事メモ

ここ数か月忙しかった原因のひとつが校了しました!

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保存版 バックパッカーズ読本 -

7月19日発売、双葉社より。4年ぶりにリニューアルです。
(「まだやるのか」と言わないように、つくってる本人たちもビックリです)
この本についてはまた日を改めて。

というわけで、気が付けば七夕も過ぎました。
ここ数か月いろいろやってましたので、いくつかメモがてらご報告であります。

まず!大事な! ひとり旅活性化委員会恒例のオフ会!

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(個人情報の都合でこんな写真ですいません)
毎年恒例で、代々木のタイフードフェスティバルにあわせて行っています。
今年は現場で宴会のあと、近くのメキシコ料理屋で二次会。
たのしかったですねー。またやりましょう。

そして前から掲載するといっていた、バンコクでのオフ会ルポなのですが
大人の事情(追って説明します☆笑)により予定のウエブマガジンでの掲載を
しないことになりましたので、このブログで後日ルポ書きます。
こちらはまた追って。日を改めてばっかりですな。

あとは仕事のこといくつか。
上半期の「ちょー苦労した仕事大賞」がこちらでした。

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旅行業界誌『トラベルジャーナル』6月16日号、渡航自由化50周年特別編集号、
「海外旅行ビジネスの半世紀」を書きました。50年分の旅行業振り返り。
ホコリだらけになりながら編集長とバックナンバーをあさり、
トピックを拾い出し、検証し……で途中で何度もぎゃーとなりました…が、
面白かったです。今後の文献になる、という責任感もありましたが
創世記のちょっとアヤシイ部分も含めて、
旅行業って社会と密接な位置にあるのだな、としみじみ。
読んで面白い、というものでもないですが(そういう狙いでもないし)、
私なりに後年に伝えたい気持ちを込めて書いてます。
一般書店では出回りませんが、『旅の図書館』とかでは見られるはず。
見かけたらめくってみていただければ幸いです。
ちなみに今、同誌で同じ振り返り企画
「発見!海外旅行半世紀」記事を月イチ連載してます。

資料を見ながら日本の近代史について考えることもちょこちょこ。
特に、台湾との関係とかは興味深かったので、これもまた日を改めて(笑)

あとは、楽しかったこと。解説書かせていただきました。

世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫) -
世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫) -

高野秀行さんの作品のなかでも、ちょっと力が抜けてて好きだったので
喜んで一気に書いたら、わが内なる高野愛がだだ漏れしました…。
以前、高野さんの本を紹介していたラジオのパーソナリティの方が、
「とにかく僕は、この人に好きなことをさせてあげたい。
だから本を買ってあげてください」
と言ってたのですが、まったくもって同感です。
今、私も大好物の納豆のこと書いてるんです。どうか買ってあげてください。

あとひとつ、こちらは取材に野次馬したうえにトークイベントをお手伝い。

いい感じの石ころを拾いに -
いい感じの石ころを拾いに -

宮田珠己さん。
この人はまったくもってどこの宇宙から来たのかよくわからない天才だなと思うのですが、
石拾いにちょっと野次馬してみて、改めて実感です。
…詳しく話してると長くなるので、ここで省略(笑)
渋谷ジュンク堂で行ったトークイベントでは
石ころレジェンドでお仕事仲間の山田英春さんとともに話に加わりました。
石ころの何がいいのか、石ブームなんてどこにあるのか、
と本の中でも文句を言い続けているワタクシ。
「石ころブームとか言ってる連中に冷や水を浴びせてほしい」と
編集武田さんから言われて、そんなマイクバトルみたいなことして石が飛んでくるのでは、
とびびりましたが、宮田ファンの温かさに包まれて楽しく終わりました。
「最初は宮田さん、全部をイラストでやろうとしてたんですよね」
という編集武田さんの暴露にいちばんびっくりしました。
なにそれ。

ということで他にも色々あるのですがこのへんで。

台風のさなかにいらっしゃるみなさん、どうぞお気をつけて。

明後日はバックパッカーズ読本の見本誌ができるんですって!奥さん!

posted by 山田静 at 23:55| Comment(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする